クレイマー、クレイマー

2016.06.29 12:00|映画
妻の失踪により幼い息子と共に残された夫は、愛する我が子を守り続けると決め・・・。

主演:ダスティン・ホフマン 監督:ロバート・ベントン

仕事を上手くこなす事こそ家族の幸せに繋がると信じ、一生懸命に地位を築き続けた夫。
その夫の仕事優先で家族を蔑ろにする態度に不満を持った妻。
この確執から妻は家族を捨て、一人失踪してしまった事から始まるヒューマン・ストーリーになります。

この作品のタイトルから、よく映画好きな人がネタで「クレーマー」のお話なんて冗談を言ったりするけれど
実際はそんなお話ではなくて・・・
原題『KRAMER VS. KRAMER』のとおり
Mr.クレイマーさんとMrs.クレイマーさんの争いが主題になります。
つまり、夫と妻による離婚劇で息子の親権を争った裁判がこの作品の重要なキーワードとなっています。

お話は、仕事人間だったテッド・クレイマーは家の事はすべて妻ジョアンナ・クレイマーに任せきり。
テッドにとって自分が外で頑張り、ジョアンナは育児に専念するのが一番であると信じていたのでした。
しかし、テッドの考えとは裏腹にジョアンナのテッドに対する気持ちが冷め、精神的にも追い込まれてしまっており
ある日彼女は突然テッドに別れを告げ失踪してしまいます。
ジョアンナの失踪により、テッドは幼い息子ビリーと取り残されてしまい
今まで家事や育児をしてこなかったテッドはビリーとの暮らしに戸惑いを覚えながらも父として
ビリーと共に生活を続けるのでした。

公開が1979年とだいぶ古い作品なので、
現代からするとありふれた題材となるため、ベタなお話と感じてしまう部分はあるんだケド
描き方がとても丁寧で綺麗な作品で、古さを感じさせませんでした♪

主人公であり、夫・父親であるテッドは仕事人間ではあるけれど
決して家族に対して冷めた感情を持っていたワケではなくて、彼なりの家族の大切の仕方が
仕事で成功し家族に不自由をさせないというものだったので
ジョアンナが出て行ってしまった直後からビリーを邪険にせず
不慣れで失敗ばかりではあったけれど、大切な我が子として接していた姿がとても温かくてよかったです♪

もちろん衝突したり、至らないところがあったりもしたケド
その辺が人間らしくてリアリティもあり、テッドというキャラクターにとても魅力的で好感が持てました。
父親として息子と共にすごそうと奮闘し続ける姿を観て応援してしまいます♪

ストーリーの方もテンポ良く進むので気持ちよく観られるのも良いです。

そして最後のラストシーンもΣd(ゝ∀・)ィィ!!!
ハッピーエンドではあるけれど、観ている人にその後を考えさせるものになっていて
それが余韻に浸る時間を伸ばして、作品を振り返らせてくれて
その事により感動を深めてくれるので素敵な終わり方だったと思います。

親子の愛の温かさ、離婚により振り回されてしまう子供
親権をめぐる裁判の不毛さ、難しさなど様々なものを伝えてくれる
とても良い作品でした♪

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